大袋・下新井六呂師口間にある木造の山形橋と言うつり橋付近はひときわ絵になる撮影地であった。撮影当時、既に老朽化していたが自転車などは通行できたようで、橋の対岸に渡り、夏の暑い日差しの中、ひたすら電車がやって来るのを待った。廃線後この付近は舗装道路となり、一日数往復のバスが走っていた。勝山・大野間のバスのほとんどは集落の多い対岸を走っていた。それだけにこの付近の電車は何も無い所を走っていた訳である。勿論対岸に線路を敷設するとなると、九頭竜川に2ヵ所も鉄橋を架けなければならず、こう言うルートを辿ったのであろう。山形橋も廃線後しばらくして、通行禁止となり入り口は厳重な鉄条網で覆われてしまい、その後撤去されてしまった。