三国芦原線は越前平野の田園地帯を快走する。認可最高速度は65km/hだったので、もと南海のローカル用電車だった京福モハ2001形には適した性能でモーター音も軽やかに走ってきた。南海の貴志川線よりも路線の規模は遙かに大きく、16両も転属してきたので、様々なタイプの電車が活躍して南海ファンにはたまらない鉄道であった。 8-1984