この博物館はDeutche Dampf Museumといい、直訳すると「ドイツ蒸気博物館」である。ニュルンベルクの北方約100キロのノイエンマルクト・ヴィルスベルクにあり、クラシック音楽のファンには、バイロイトの近所と言った方が分かりやすいかも知れない。1977年に開館し、翌年小生も訪れた事がある。2007年5月、開館30周年のイベントがあると言うので小生も29年ぶりに訪れたが、予定していたフランクフルトすからの01-118牽引の特別列車は中止となり、もう一本前日に訪れた52-8形は、途中でスピードの出し過ぎのためロッドがいかれて、その後の特別運転はキャンセルになった。蒸気機関車はナローを含めて32機も保有し、ラウンドハウスに並んだコレクションは梅小路をしのぐもので、主にドイツ連邦鉄道の蒸気機関車を保存している。ドイツにはこのようなもと機関区を利用した大規模な博物館が各地にある(小生が訪れた事のある場所だけでも7箇所)のは驚きである。